おこう便りStaff Blog
No211(2021.8.18)~No220(2021.10.15)
10月は神無月。
よく出雲大社に各地の神々が集まるため、各地では神様が不在になる。
神の無い月、神無月という解釈がされます。
神様が集うとされている出雲大社がある島根県では「神在月」というそうです。
ですが、神無月の「無」は、「の」という意味で、「神の月」神様を祭る月だから「神無月」というものもあるそうです。
だれがどの様に話し始めたのか、どのようにして言葉になっていったのか、今となっては真実はわからないことのほうが多いんですよねぇ。
ちなみに、「神無月」の間、神様の留守を守る「留守神様」がおられるのだそうです。
「留守神様」。。。。。想像するとなんだかほっこりしませんか??
もくせいの香りが漂う季節。
黄色の花の金もくせいと、白い花の銀もくせい。
金もくせいの方が銀もくせいの変種だそうです。
街でもくせいの香りがすると、その「木」を目で探したりします。
ただ、今年はもくせいブームなのか、ショップでもくせいの香水やハンドクリームなどのコーナーを見かけるようになり、香りのもとが「木」ではないことが・・・。九月というとすぐに思いつくのがお月見。
月を愛でる風習は、日本古来より続くものだそうですが、「お月見」の原型は平安時代の貴族の遊びから始まったそうです。
江戸時代には貴族から庶民の間にまで流行し、さらに意味合いも「貴族の遊び」から「収穫祭や初穂祭」へと変わり、収穫の喜びを人々と分かち合いながらお月見をするようになっていきました。
そのため、現在の様に月に見立てた食べ物や収穫物をお供えするという風習になっていったようです。
今年の中秋の名月は9月21日(火)でした。
中秋の名月(お月見の日)が毎年満月とは限らないのだそうで、なんと今年は8年ぶりの中秋の名月=満月になったそうです。
高知はあいにくの曇り空でしたが、時折隙間から満月のお月様が見えていました。
皆様、季節を楽しんでおられますか??刺し子とは、日本に古くからある伝統手芸です。
特に東北地方に伝わる刺し子が広く知られており、厳しい寒さを凌ぐために防寒、補強として衣料に刺し子をしたことが始まりと言われています。
ひと針ひと針、運針(ぐし縫い)で仕上げていくため、始めてみ易い手芸のひとつです。
刺し子を行っている方は無心になるとおっしゃいます。
なにか、もやもやするとき、気持ちがしんどいとき、無心に取り組める「何か」があるといいですね。♪誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
♪ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
しばらく続いた不順な天候を抜け出し暑い日が戻ってきたと思っていたら、はや9月も半ば。
季節とともに、目に映るもの、耳に届くもの、肌に感じるものが変わります。
好きな季節はそれぞれに異なっても、日本の魅力の一つでしょう。
ちなみにこの童謡と私は、生まれた年が同じです…。
作業療法室では秋の塗り絵が始まっています。
四季は本当にすごいですね。秋はこんな感じ、というものが、私たち日本人の中に根付いています。
秋になると物悲しい気持ちになるという経験がありませんか??
体感温度が変わることや、風景の変化など様々な要因で生じる現象なのだそうです。
適度な運動でそういった気持ちを軽減できるというお話も聞きますが、秋はすこし寂しい秋らしさを大事にしたいとも思います。
長月の語源は諸説あり定かではありませんが、新暦の10月上旬から11月の上旬にあたり、夜がだんだん長くなる月で「夜長月(よながつき)」の略とする説が有力なのだそうです。
他には、雨が多く降る時季であるため「長雨月(ながめつき)」からとする説。
稲刈りの時期なので「稲刈月(いねかりづき)」と呼ばれていたものが「ねかづき」となり「ながつき」になったというもの、稲穂が一番成長する月なので「穂長月(ほながづき)」が略されたというものなどがあります。
はや九月。長月がやってまいりました。当院では健康保険証の代わりにマイナンバーカードが使えます。
国が整備を進めている「オンライン資格確認」システムを6月に導入しました。
国は、このシステムを今年の4月から運用開始とアナウンスしていましたが、例によってトラブルがあり、全国的には今やっと導入されつつあります。
しかし、そもそもマイナンバーカードの発行率は全国平均でまだ30%程度。
しかも高知県は全国最低の発行率となっています。
国の指導に従ってシステムは導入しましたが、まだご利用はありません。
予想どおりの・・・。夏といえば、、、というものが当たり前にあったのに、今年の夏もいつもの夏とは違っています。
当たり前とは普通のこと。
普通とはいつ、どこにでもあるようなありふれたものであること。
「有り触れた」もの。
出口が見えず、右往左往しながらでも、できることを大切に前を向いて進んでいきたいと思います。